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平成15年にはヒトゲノムの配列解読が完了し、それを基盤にして、転写物(トランスクリプトーム)、タンパク質(プロテオーム)、代謝物(メタボローム)などをゲノム的手法で研究する、いわいるオーミックス研究が登場してきました。最近は、がん、認知症、糖尿病、循環器疾患等を対象に、全ゲノムSNP解析が行われるなど、従来とは異なる規模とスピードで研究がおこなわれてきています。このような新たなレベルでのゲノム研究は、多因子病の診断と治療、個別化医療、医薬品の開発などの医療関連分野、遺伝子資源探査やエコシステムの理解をめざす環境関連分野を中心に、生命科学の新たな局面を開き、ゲノム情報を応用につないでいくと期待されています。実際、この期待に対応し、欧米だけでなく、アジアでもオーミックス研究を中心としたゲノム研究は活発化しており、生命科学において最も技術開発が活発で変化の早い分野となっております。
このような時機に当り、産学両界の密接な協力の下にゲノム研究をベースにした幅広い応用発展をめざす研究会として、ゲノムテクノロジー第164委員会は活動してまいりました。このたびは、福岡バイオバレープロジェクト様と共同で、九州ではじめての研究会を開催できることとなったことは喜びにたえません。 今まさに急激に発展しつつあるゲノム科学の最新の成果を知り、超並列型シークエンサーなどの新技術がもたらす、医学生物学の新たなる展開を展望できる機会でもあります。また、今回は、厚生労働省研究開発振興課佐藤大作先生にも、特別のご参加を頂き、より広い視野から、ゲノム研究のもたらす医療研究政策についてのインパクトにつき展望を語っていただけることになりました。どうぞ、ふるってご参加下さい。
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