合成生物学は、「作ることで、生物のしくみを理解しよう」とする学問の流れです。システム生物学でいくら計算しても答えが出ない部分を、実際に作ってしまう事で乗り越えようという考えです。ただ、最近米国を中心に盛んになってきたのは、それまでに無い大きなDNAを合成しようというもので、ゲノムプロジェクトに刺激されて「生命の設計図」の合成を目指しています。

つい最近も、ベンター博士がマイコプラズマのゲノムを合成した、とのニュースが流れました。合成生物学も、「量」の差が「質」の差に転化する時期に来ているのかもしれません。

今回は、コドンデバイスの合田様、インビトロジェンの戸須様にお願いし、米国より講師の方々をお招きしました。長いDNAの合成について最新事情が聞けるものと考えます。日本には、合成生物学を旗印にする研究者集団は、まだいませんが、人工染色体やミニマムゲノムプロジェクトあるいは無細胞タンパク合成法のように、実質的には合成生物学を志向した研究を展開している方々が多数居られます。

今回は、協和発酵の森様に、大腸菌のミニマムゲノムのお話をお願いいたしました。また、プロテイン・エクスプレスの恵比須様には、タンパク質合成のお話をお願いいたしました。はからずも日本側は、合成ゲノムDNAの受け手の話になると言えます。
皆様、是非ご参加下さい。

  ゲノムテクノロジー第164委員会委員長
 菅野 純夫  
 
     
 
 日時: 2月28日(木) 14:00−17:30 研究会
           (18:00〜 情報交換会)  場所: メルパルク東京 孔雀の間
      http://www.mielparque.or.jp/tky/tky01.html
      ■JR・モノレール浜松町駅下車北口徒歩8分
      ■都営地下鉄三田線芝公園駅下車A3出口徒歩2分
      ■都営地下鉄浅草線大門駅下車A3・A6出口徒歩4分
      ■都営地下鉄大江戸線大門駅下車A3・A6出口徒歩4分

 
     
     
   
プログラム(敬称略・講演順未定):
14:00-14:45 "The Impact of Constructive Biology on Modern Biotechnology"
Codon Devices Inc.
Brain M. Baynes
14:45-15:30 「新規遺伝子合成技術の活用と蛋白質生産、機能解析への展開」
-スローニング技術と蛋白質のピンポイント標識技術の紹介-
(株)プロテイン・エクスプレス       
恵比須 省吾
15:30-16:00 休憩
16:00-16:45 「ゲノム工学と高機能宿主細胞創製」
協和発酵工業(株)バイオフロンティア研究所
森 英郎
16:45-17:30 "GeneMaker(R) Gene Synthesis and Synthetic Biology"
Blue Heron Biotech., partner of Invitrogen
John Mulligan
17:30- 情報交換会(同会館1階談話ホールにて)