第12回国際ゲノム会議 "from Genome to Life"開催に際しまして
ゲノムプロジェクトは、ゲノム情報を基盤として様々な生命現象の実体にせまろうとする新しい研究パラダイム、ゲノム科学(Genomics)を生み出しました。一細胞毎にゲノム情報を収集することも可能となり、今やゲノム科学は、医学のみならず、生命科学を変革しつつあります。さらに創薬標的分子あるいは経路の発見や個々の患者に合った医療の提供など、個別化医療の実現や医薬品の研究開発にも大きく貢献しています。これまでの蓄積に加え新たに登場したシークエンサー技術が、今までにはなかった高精度あるいは大量のゲノム関連情報をもたらし、新たな進展が始まる一方で、大規模データ処理やデータ共有等の新たな課題も生じています。  急激に発展しつつあるゲノム科学の進歩は留まるところを知らず、最新の成果及び動向を知り、超並列型シークエンサーなどの新技術がもたらす、医学生物学の新たなる展開への展望および国内外アカデミア及び企業研究者のネットワーキングを目的として、本委員会ではほぼ隔年で国際ゲノム会議を主催してきました。さらに今年は我が国でもゲノム医療へ向けての動きが現実化すると考えられ、2017年にも国際ゲノム会議を開催致します。


第12回国際ゲノム会議
組織委員長 油谷 浩幸