トピックス

Application of New Sequencing Technology
−次世代シーケンシング技術、その応用−

1000ドルゲノムを目指し、新型シークエンサーが次々と登場している。 その多くは超並列型のシークエンサーで、シークエンス原理もサンガー法と異なり、 情報処理も従来のシークエンサーと異なる。これらの新型シークエンサーはどのように活用されているのか、実際に454とSolexaを並べて使用しているSangerセンターのRogers博士らを中心に、その現状を紹介する。

Bioinformatics
−バイオインフォマティクス、新たなる展開−

DNAシーケンシングやDNAマイクロアレイなどから得られた膨大な情報をどのように整理し既存の知識と関連付けていくのか、文献データの構造化やシステムバイオロジーもその様な試みの中に位置づけることが出来る。最新のバイオインフォマティクスはこのような手段を駆使して病因遺伝子や疾患マーカーの解明、さらに生命現象の全体像に迫ろうとしている。その最新動向を紹介する。

Metagenomics
−いま脚光を浴びるメタゲノミクスの実際−

遺伝子資源の充実を目指し、難培養性微生物も含め環境中の微生物の網羅的解析を行うメタゲノム解析が進んでいる。比較ゲノムによる生物多様性解析により、何が判明し、どのような産業活用ができるのか、その現状と方向性について紹介したい。

Personalized Medicine / Pharmacogenomics
−ファーマコゲノミクスから個の医療へ−

今や、薬剤開発に必然となったファーマコゲノミクス。欧米のファーマコゲノミクス研究はどこまで進み、それをどのように戦略的に進めようとしているのか。また、発現解析情報などが治療戦略にどのように使われようとしているのか。医療の現場で使用され始めた様々なゲノム関連情報の現状を紹介し、個の医療の実現を考える。

Chemogenomics
−ケミカルゲノミクス最新動向−

ケモゲノミクスは化合物探査を積極的に利用した新しい生物学で出口に直接つながる研究領域として注目されている。NIH のロードマップイニシアチブとしてケミカルゲノミクスセンターが設立され、日本においても本年4月に日本ケミカルバイオロジー研究会が設立された。創薬における薬剤探索やリード化合物探索を超えたケモゲノミクス研究の最新動向を紹介する。

The Role of Non-coding RNA
−RNAワールド−

生物のゲノムの様々な部分からは思いがけずに多数のNon-coding RNAが読まれ、タンパク質のワールドだけでなくRNAのワールドが細胞内に存在することがわかった。今や、RNAワールドはヒトやマウスだけでなく、酵母などにも存在する可能性が出て来ている。その役割は何なのか、どこまで解明されたのか、医療への応用も含め最新情報を紹介する。

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